よみタイ

夫が「して」くれないから……45歳の人妻が語る「私が20年以上風俗嬢を続けているワケ」

性暴力の記憶、セックスレスの悩み、容姿へのコンプレックス――
お金だけではない「何か」を求めて身体を売る女性たちの事情や思いに、ノンフィクションライターの小野一光さんが迫る大好評連載「限界風俗嬢」

今回は連載に登場した「人妻風俗嬢 ハルカ」の告白をダイジェストでお届けします。
20年以上風俗嬢を続けていながら、いわゆる“性の匂い”を感じさせず、清涼感すら漂うハルカさん。その存在の特異さは1000人以上もの風俗嬢の取材をしてきたベテランライターが「理解に苦しむ」というほど。
そんな彼女が人妻になってからも風俗嬢を続ける理由とは……?

(構成・文/よみタイ編集部)

“風俗嬢らしくない”本物の美女

45歳の人妻風俗嬢・ハルカさんは、色白の肌にストレートの黒髪、奥二重の瞳にきりりとした眉毛という和風の顔立ち。
これまで取材で1000人以上の風俗嬢に会ってきたという筆者の小野さんにとっても「珍しい」と感じるほど清涼感のある美女です。
プロポーションも、お店のHPに書かれている数字から“サバ読み”や“盛り”を感じさせない美しさ。

珍しいのは、整った容姿だけではありません。
彼女は私生活もあけっぴろげ。風俗嬢、特に人妻風俗嬢にとって、実生活について触れる可能性のあるSNSを明かすことは、リスクを伴います。しかし、ハルカさんは本名でやっているSNSのアカウントを取材相手である小野さんと躊躇なく交換し、夫とのプライベート旅行写真や、昼はセラピストとして働いていることなどもオープンにしています。

そんな雰囲気や言動からは“風俗嬢らしくない” 印象を受けるハルカさんですが、風俗のキャリアスタートは20年以上前にさかのぼります。

フェミニンな装いのハルカさん。(撮影/小野一光)
フェミニンな装いのハルカさん。(撮影/小野一光)

初体験は行きずりの相手と

高校を卒業したハルカさんは東京に行きたい一心で上京。住みこみで働ける条件で職を探した結果、バスガイドの仕事に就きます。

キスと初体験は上京後、行きずりの相手とでした。
「なにやってる人かもわかんない。やーだー、もぉーっ。向こうが歳は上だった。それしか知らない」

しばらくワンナイトラブや合コンを繰り返す日々が続きましたが、バスガイドの先輩から誘われてホストクラブに行ったことが転機に。
何度か通ううちに、そこで働くホストの男性と付き合うことになったのです。

ホスト仲間と部屋をシェアしていた彼から、別の場所で一緒に住むことを提案されたハルカさんは、彼との同棲を機に、一年半続けていたバスガイドを辞めました。

「しばらく仕事に就かず、求人誌を見てたんですね。そしたら彼に言われたんだよなあ~。『風俗で働いてみない?』って。当時の私って、風俗ってなにをやるのか知らなかったんですよね。『なにそれ?』って。それで彼のホストの先輩の彼女さんがソープ嬢で、その人が業界を知ってるから、いい店を見つけてくれるからってなって……。それで本番のないヘルスにしようって……」

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