2024.6.10
シングル女性の地方移住のヒントはこの二人に聞け! 人気エッセイスト有川真由美さん×フリーエディター藤原綾さん 霧島でのトークイベントは温泉よりも熱かった!?
旅のスタイルは違うけれど
『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』の他、ロングセラーの書き手である有川真由美さんの新刊『ひとり旅で見つけた小さな幸せ』には、直近1年間の旅のエピソードが満載です。
ロストバゲージなどトラブルあり、現地での友達との交流ありと、1年という期間とは思えないほどの濃密さと情報量。
藤原さんも国内外の旅の経験豊富な、いわゆる「山ガール」。鹿児島の韓国岳や開聞岳も登頂済みです。単独行も多く、温泉と「人が少ないところ」を目指していたそうで、「グーグルマップを拡大して郵便局のマークがあれば、どんなところでも人が住んでいる証拠なのでこれは行ける」
と、郵便局の有無を基準に離島の旅先を決めていたこともあったそうです。
一方の有川さんは「はじめてのことをする」「この先どうなってる?」という興味から出かけることが多く、現地の友達に会いに行ったり、興味のあること…例えば「宗谷岬に立ちたい」目的で旅先を決めるとか。
霧島に満足しすぎて、旅をしなくなった
霧島で出会うことが常に新鮮で、以前より旅の回数が減った藤原さんは、霧島の魅力を、たくさんの人にもっと知ってほしいと感じています。
「温泉や美味しいお豆腐屋さんなどが、後継ぎがいないために今後の継続が難しくなってしまうかもしれません。今ある素晴らしいものをどうやってつないでいくかが重要な課題かなと。移住者が霧島であらたな仕事を見つけるのは難しい面もあるかもしれませんが、こういった後継者としての道筋はあるのではないでしょうか」
霧島に根を下ろしていく道筋を見つけた藤原さん。
今後も旅を通し「はじめてのこと」を重ねていきたい有川さん。
「メキシコに一緒に行きましょう」と意気投合した二人は、ともに、人生という「旅」を満喫しているようです。
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