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シングル女性の地方移住のヒントはこの二人に聞け! 人気エッセイスト有川真由美さん×フリーエディター藤原綾さん 霧島でのトークイベントは温泉よりも熱かった!?

旅のスタイルは違うけれど

『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』の他、ロングセラーの書き手である有川真由美さんの新刊『ひとり旅で見つけた小さな幸せ』には、直近1年間の旅のエピソードが満載です。
ロストバゲージなどトラブルあり、現地での友達との交流ありと、1年という期間とは思えないほどの濃密さと情報量。
藤原さんも国内外の旅の経験豊富な、いわゆる「山ガール」。鹿児島の韓国からくに岳や開聞岳も登頂済みです。単独行も多く、温泉と「人が少ないところ」を目指していたそうで、「グーグルマップを拡大して郵便局のマークがあれば、どんなところでも人が住んでいる証拠なのでこれは行ける」
と、郵便局の有無を基準に離島の旅先を決めていたこともあったそうです。
一方の有川さんは「はじめてのことをする」「この先どうなってる?」という興味から出かけることが多く、現地の友達に会いに行ったり、興味のあること…例えば「宗谷岬に立ちたい」目的で旅先を決めるとか。

藤原さんの既刊(上)と有川さんの最新刊
藤原さんの既刊(上)と有川さんの最新刊
自宅の庭で菊芋を作ったという藤原さん
自宅の庭で菊芋を作ったという藤原さん

霧島に満足しすぎて、旅をしなくなった

霧島で出会うことが常に新鮮で、以前より旅の回数が減った藤原さんは、霧島の魅力を、たくさんの人にもっと知ってほしいと感じています。
「温泉や美味しいお豆腐屋さんなどが、後継ぎがいないために今後の継続が難しくなってしまうかもしれません。今ある素晴らしいものをどうやってつないでいくかが重要な課題かなと。移住者が霧島であらたな仕事を見つけるのは難しい面もあるかもしれませんが、こういった後継者としての道筋はあるのではないでしょうか」
霧島に根を下ろしていく道筋を見つけた藤原さん。
今後も旅を通し「はじめてのこと」を重ねていきたい有川さん。
「メキシコに一緒に行きましょう」と意気投合した二人は、ともに、人生という「旅」を満喫しているようです。

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1,650円(10%税込)
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バツイチ、子なし、ひとり暮らしの中年女性が人生後半戦を見つめ直し、生まれ育ち40数年暮らした東京を離れ鹿児島県霧島へ。戸建て物件探し、引越し、リフォーム、ご近所付き合い、畑仕事、仕事先の東京との往復……オンタイムで綴る移住ルポ。

藤原綾さんの『女フリーランス・バツイチ・子なし 42歳からのシングル移住』は、Amazonほか、全国書店・ネット書店にてお求めいただけます。

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有川真由美

ありかわ・まゆみ
鹿児島県姶良市出身文筆家。
台湾国立高雄第一科技大学大学応用日本語学科修士課程修了。
化粧品会社、塾講師、着付け講師、情報誌のフリー編集者など多く職業経験を活かし、働く女性へのアドバイスなどをまとめた書籍を刊行。約 50 カ国を旅する。
『 いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント』『なぜか話しかけたくなる人、ならない人 』『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』など著書多数。

藤原綾

ふじわら・あや
1978年東京生まれ。編集者・ライター。
早稲田大学政治経済学部卒業後、某大手生命保険会社を経て宝島社に転職。ファッション誌の編集から2007年に独立し、ファッション、美容、ライフスタイル、アウトドア、文芸、ノンフィクション、写真集、機関紙と幅広い分野で編集・執筆活動を行う。東京出身。編集者・ライター。「FM きりしま」パーソナリティ、第一工科大学非常勤講師として霧島でも活動中。

インスタグラム @id_aya 
ツイッター @ayafujiwara6868
プロフィール写真©chihiro.

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