【4位】今は亡き母へ、今、目の前にいる母へ　第14回 実家終いと義母の今後／「実母と義母」（村井理子）

村井理子さんのエッセイ連載「実母と義母」。
今は亡き実家の母、認知症が進行し要介護となった姑。
母親であること、妻であること、そして女性として生きていくということ……。
翻訳家でエッセイストの村井さんが、実母と義母、ふたりの女性の人生を綴ります。

「泣ける」「親や家族との関係を考えさせられる」「心にズシンとくる」などなど、公開するたびに大きな反響を呼んできた本連載ですが、「第14回 実家終いと義母の今後」（8月21日配信）で最終回を迎えました。

認知症を患う義母の介護の今後について、ケアマネージャーから意向を聞かれ、

「これから先は、薄れていく記憶をどうにかして繋ぎ止め、そして一日でも長く住み慣れたこの家で暮らしていけるよう、努力をしていきたいです。でも、それが無理になってきたときのことを考えて、早めに対策をしていきたいです」

と、答えた著者。
義母のことを考えれば考えるほど、亡き実母にも同じようにしてあげたかったという思いが募り……。

連載をまとめた単行本が10月5日に発売される予定です。どうぞお楽しみに！