2020.10.10
1日は24時間以上になる! 時間術マジックで仕事の成果をアップ!~漫画家・秋本治の仕事術その2
Q.生活リズムが乱れてしまい、仕事も体調もイマイチで……
残業や“寝ながらスマホ”など、夜型の生活が常態化していくと、睡眠の量や質が低下しがちです。寝る直前までのPCやスマホのブルーライトの影響も侮れません。
さらに最近は、コロナ禍による環境の変化によって勤務体制が変わるなど、ますます生活のリズムが乱れてしまった人もいるのでは。
「出社時間の決まっていないリモートワークでつい夜型生活になって、朝起きられなくなった」
「通勤時間がなくなった分、時間的なゆとりは増えたはずなのに、仕事は捗らない……」
そんな声もちらほら聞こえてきます。
もともと漫画家といえば、好きな時間に寝起きして深夜まで仕事をしているイメージがありますが、秋本さんは……?
A.起床は7時半、勤務開始は9時。睡眠はしっかりととる
僕はいま、午前1~2時には就寝し、起床は7時半。普通のサラリーマンとほとんど変わらない、規則正しい生活です。7時半起床という習慣は、若いころから変わりません。そのため仕事の開始は9時。僕は慣れているのでまったく平気ですが、少々キツイと感じるアシスタントもいるようです。そこは慣れてもらうしかありません。
いくらがんばっても、人間はきちんと睡眠を取らなければ生きていけません。
「漫画家なんだから、昼まで寝ていてもいいか」というような感覚を持っていると、結局、朝5時ころまで仕事をして6時間寝て、また翌日の午後から仕事、というサイクルに陥ります。
朝5時まで働いているとすごくがんばったような気になりますが、時間がズレただけで、仕事している時間は大して変わらないわけです。それだったら普通のサラリーマンと同じように、朝9時から仕事をした方がずっといいんじゃないかと、僕は昔から思っていました。