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タイBLドラマにハマるまでの軌跡がわかる! バンギャルとテニミュとK-POPと私~竹内佐千子「沼の履歴書」インタビュー

2020年 P.S. タイBLドラマにハマりました

――そして、2020年にタイBLドラマにハマった、と第7話「お金で幸せが買えるなら」のラストでカミングアウトされています。家で観られる配信ドラマに、というのはコロナ禍の影響でしょうか。

これには前段があって、まず2017年に遡ります。バンギャルのところで話した、PIERROTとDIR EN GREYの対立のことですが、2017年にこの2つのバンドがまさかの対バンを果たします。バンギャルの間では“丘戦争”※と言われている、2日間のライブなんですが……これが、最高だったんです。
(※編集部注 PIERROTに『メギドの丘』、DIR EN GREYに『アクロの丘』と、双方に“丘”がつく楽曲があることより名づけられたそうです)

PIERROTは既に解散して10年以上経っていて、その間に復活したこともあったのですが基本的に限定で、丘戦争もこの2日間だけの活動だったんです。もうこれが最高だったんですよ。しかも私はDIRのライブを見るのは何十年ぶりで。とんでもなく感動しちゃったんです。気がついたらDIR EN GREYのファンクラブ入ってました。まさか20年の時を経て虜になるとは、人生何が起こるかわからないです。
この丘戦争以来、当時ライブに行っていたバンドがなぜか続々と再結成されたこともあって、2020年は、バンギャル本格復帰だ!!と自分の中では盛り上がっていたんですよね。首鍛えて。でもそこにコロナがやってきてしまい……ライブもイベントも、ほぼ全て中止になってしまったのです。

そして、東方神起のチャンミン結婚が6月に報じられて……(第1話「『推し』が結婚するそうです。」参照)
そんな激動の2020年の最後に出会ったのがタイBLドラマで。2020年のパンドラの匣の最後に残っていたのは、希望じゃなくて、タイBLドラマだったんだな、って青い空の下で思いました。

タイBLドラマを観るようになったのは、チェリまほ(テレビ東京で2020年に放送されたドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の略称)というドラマがきっかけなんです。12月24日に最終回が放映されたのですが、最後までキスシーンがなかったことに憤死しそうになって、その憤怒から、かの地にタイBLといふものありけり、と入っていきました。
友達からすすめられて最初に観たタイBLが『2gether』で、それがすごく良くて……すると「じゃあ次は『TharnType(ターン×タイプ)』観て」って言われて、それを観終わったら「次は『Manner of Death』」って、知らず知らずのうちにどんどん履修させられてたんですよね。『Manner of Death』の7話にすさまじい濡れ場があって、ものすごく興奮してしまい、SNSではじめましての人にいきなり話しかけて友達になってもらったりしました。
そこからは手当たり次第に観ていまして、『SOTUS』とか、もう何周目かな……。でもまだそれくらいなので、沼と言ってもまだ足が届いてるような感じで、お恥ずかしい限りです。ごめんなさい。

「P.S.」とさりげなさを装ったところに沼の深さを感じます……(第7話「お金で幸せが買えるなら」より)
「P.S.」とさりげなさを装ったところに沼の深さを感じます……(第7話「お金で幸せが買えるなら」より)

――もう十分観ているような気がするのですが、タイにはBLドラマがそんなにたくさんあるんですか?

実は相当な数があるんです。日本だと配信サービスのU-NEXTとか楽天TVでたくさん観られます。
タイ以外だと、『We Best Love』っていう台湾BLドラマが良かったです。
中国にも原作がBLのいいドラマがあるらしいんですけど、全50話一挙配信とかで、観始めたら人生が終わってしまうな……と躊躇しています。さすが悠久の時間が流れる中国ですね。

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竹内佐千子

たけうち・さちこ●漫画家。おっかけ対象が男子で恋愛対象が女子のレズビアン。
自身の恋愛体験を描いたコミックエッセイをはじめ、おっかけ、腐女子、などをテーマにしたコミックエッセイを描き続け、最近はストーリー漫画も描いている。
赤ちゃん本部長』(講談社)、『生きるために必要だから、イケメンに会いに行った。』(ぶんか社)など。
ホームページhttp://takeuchisachiko.jp/
Twitter @takeuchisachiko

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