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稲田俊輔「異国の味」

日本ほど「外国料理」をありがたがる国はない……!
「現地風の店」が出店すると、なぜこれほど日本人は喜ぶのか。
日本人が「異国の味」に求めているものはなんなのか。
博覧強記の料理人が、日本人の「舌」を形成する食文化に迫るエッセイ。

連載目次

  • 「おいしい」の並行世界 南北だけでは捉えきれない、インド料理の現在地

  • 「ガチ」を求めて三千里……マニアたちによる悲喜こもごもの狂騒曲

  • うまいか、マズいかは問題じゃない!? 「インド料理マニア」たちの深層心理

  • 本当にインドのカレー?……バターチキンカレーに感じた「コレジャナイ感」

  • 始まりはいつもカレー? 日本におけるインド料理の歴史をおさらい

  • 日本人が外国料理に求めているのは「美味」とは限らない……? アメリカ料理が教えてくれること

  • そして「バル」だらけになった……スペインから導入されたあまりにも万能すぎる業態

  • やっぱり米が好き! スペイン料理における「パエリア」というキラーアイテム

  • すべての外国料理はイタリアンに通ず……イタリア料理という絶対王者

  • 日本で「コースのイタリアン」がすんなり受け入れられた理由

  • スパゲッティがパスタと呼ばれ始めた日

  • イタリアン=スパゲッティだった日本に訪れた「イタメシ」ブーム

  • 日本のロシア料理店が醸し出す、古きよき「外食」の特別感

  • 日本で「タイ料理ブーム」がもう来ない理由

  • タイ料理が切り拓いた、和・洋・中以外の「第4の選択肢」

  • あんなに「パリ」好きな日本人なのに…「フランス料理」を食べたい人はどこにいる?

  • 「フランス料理」――その偉大すぎる固定概念が生む悲劇とは?

  • バブル末期の名古屋で起こった、フレンチレストラン最悪の思い出

  • 新卒ホヤホヤサラリーマンがフレンチレストランで出会った「本物のサービス」

  • 「ソーセージとビール」を離れると見えてくるドイツ料理の真髄

  • ネオ町中華にワンオペ中華……多様化する中国料理の現在地

  • 「ガチ中華」の誕生――「現地そのままの味」の店はいかにして生まれたのか

  • あの頃キミは尖ってた~90年代のバーミヤンと際コーポレーション

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稲田俊輔

イナダシュンスケ
料理人・飲食店プロデューサー。鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。
和食、ビストロ、インド料理など、幅広いジャンルの飲食店25店舗(海外はベトナムにも出店)の展開に尽力する。
2011年には、東京駅八重洲地下街にカウンター席主体の南インド料理店「エリックサウス」を開店。
Twitter @inadashunsukeなどで情報を発信し、「サイゼリヤ100%☆活用術」なども話題に。
著書に『おいしいもので できている』(リトルモア)、『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』『飲食店の本当にスゴい人々』(扶桑社新書)、『南インド料理店総料理長が教える だいたい15分!本格インドカレー』『だいたい1ステップか2ステップ!なのに本格インドカレー』(柴田書店)、『チキンカレーultimate21+の攻略法』(講談社)、『カレー、スープ、煮込み。うまさ格上げ おうちごはん革命 スパイス&ハーブだけで、プロの味に大変身!』(アスコム)、『キッチンが呼んでる!』(小学館)など。近著に『ミニマル料理』(柴田書店)、『個性を極めて使いこなす スパイス完全ガイド』(西東社)、『インドカレーのきほん、完全レシピ』(世界文化社)、『食いしん坊のお悩み相談』(リトルモア)。
近刊は『異国の味』(集英社)、『料理人という仕事』(筑摩書房)、『現代調理道具論』(講談社)。

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