よみタイ

2021/6/25

よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる

佐藤賢一

判型
四六判ソフトカバー
頁数
336P
ISBN
978-4-08-788055-7
価格
1,760円(10%税込)
発売日
2021年6月25日

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史を追いながら、日本人がわかりにくいと思われるポイントを整理し質問形式で世界史を読み解く。直木賞、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞受賞の西洋歴史小説第一人者による世界史講義。

歴史の中に、鍵がある――。
イスラエルとパレスチナの衝突。世界各地で勃発するテロ。その背景の根深い宗教問題――。同じエルサレムを聖地とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教をめぐる約三千年を追いながら、日本人がわかりにくいと思われるポイントを整理し質問形式で世界史を読み解く。直木賞、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞受賞の西洋歴史小説第一人者による世界史講義。
十字軍、異端、ジャンヌ・ダルク、ガリレオ、カフカ、アンネ・フランク他、関連コラム、図版多数掲載。

本書「プロローグ」より
一神教はああだから、こうだからと、様々な説明はされています。事件が起こるたび、そこに至る近年の事情だって、テレビや新聞で丁寧に解説されるのです。しかし、わかったような、わからないような。
一神教の教義や、それらが持つ世界観もさることながら、より手応えある現実といいますか、それぞれの宗教が歩んできた歴史こそ、より切実な理由になっているのではないか。事件に直接つながる動きもさることながら、もっと根本から押さえていかないと、本当にわかったことにはならないのではないか。


本書「目次」より
【本書 第一部「古代の一神教」目次より一部抜粋】
<第一部>古代の一神教
第一章 ユダヤ教の誕生
ユダヤ人とは何か
コラム1 モーセの「十戒」
『旧約聖書』とは何か
唯一神はどこから来たのか
コラム2 二人のモーセ
イスラエル王国とは何か
バビロン捕囚とは何か
ハスモン朝、ヘロデ朝とは何か
コラム3  七十人訳聖書と旧約聖書外典・偽典

第二章 キリスト教の成立
イエスはどんな人だったのか
イエスは何を説いたのか
コラム4 福音書のなかのマリア
イエスはユダヤの王なのか
十二使徒とは何か
コラム5 十二使徒
パウロの伝道とは何か
『新約聖書』とは何か
コラム6  共観福音書とQ資料
なぜキリスト教は弾圧されたのか
なぜキリスト教は広まったのか

第三章 イスラム教の出現
ムハンマドはどんな人だったのか
ムハンマドはなぜ信仰に目覚めたのか
ヒジュラとは何か
なぜメッカに巡礼するのか
『クルアーン』とは何か
コラム7 『クルアーン』
六信五行とは何か
コラム8 ジハードとは
三宗教は、なぜひとつになれないのか

<第二部>中世の一神教
第一章 祖国なきユダヤ人
なぜユダヤ人でいられたのか
なぜユダヤ人は差別されたのか
コラム9 ペストとユダヤ人
なぜユダヤ人は金持ちなのか
コラム10 ユダヤ人商人の活動が記されている古文書「カイロ・ゲニザ」
コラム11 ユダヤ教を国教としたハザール王国

第二章 俗化するローマ・カトリック
なぜキリスト教には聖人が沢山いるのか
コラム12 守護聖人
なぜローマ・カトリック教会は権力をふるえたのか
カノッサの屈辱とは何か

第三章 繁栄のイスラム
カリフとは何か
スンナ派、シーア派とは何か
なぜイスラム世界は黄金に輝くのか
コラム13  『千一夜物語』
コラム14 多彩なアラビア文化
スルタンとは何か
十字軍とは何か
コラム15 アラブが見た十字軍
コラム16 ラテン帝国と少年十字軍

<第三部>近代・現代の一神教
第一章 プロテスタントの分離
魔女裁判とは何か
コラム17 異端各派
コラム18 ジャンヌ・ダルク裁判
異端とは何か
コラム19  ガリレオの異端審問
なぜプロテスタントは撲滅されなかったのか
コラム20 三十年戦争と『阿呆物語』
なぜプロテスタントはアメリカに渡ったのか
コラム21 進化論裁判
政教分離とは何か

第二章 イスラムの遠い近代
マムルークとは何か
イスラムにおける「奴隷」
なぜイスラムは遅れたのか
イスラムの世俗化とは何か

第三章 イスラエルの建国
なぜユダヤ人は根絶されなければならなかったのか
レッシング『賢者ナータン』
『夜と霧』と『アンネの日記』
シオニズムとは何か
コラム23  イデッシュ語
コラム26 アラビアのロレンス
なぜパレスチナでは戦いが終わらないのか
コラム27  天井なき監獄

第四章 現代の一神教
イスラム原理主義とは何か
ターリバーンとは何か
シリアの内戦とは何か
クルド問題とは何か
IRAとは何か
ウクライナ問題とは何か
なぜ「エル・クラシコ」は燃えるのか

佐藤賢一

1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部卒業。東北大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得満期退学。
1993年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞受賞。99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞受賞。2014年『小説フランス革命』(集英社)で第68回毎日出版文化賞特別賞受賞。2020年『ナポレオン』(集英社)で第24回司馬遼太郎賞受賞。主にヨーロッパ史を題材とした歴史小説を多く手掛けているが、近年は日本、アメリカを舞台とした作品も発表し舞台化されたりなど話題となる。日本語のみならず、フランス語などの外国語文献にもあたり蓄積した膨大な歴史的知識がベースの小説、ノンフィクションともに評価が高い。
著書に下記などがある。
<小説>
『傭兵ピエール』『双頭の鷲』『カルチェ・ラタン』『オクシタニア』『黒い悪魔』『褐色の文豪』『ハンニバル戦争』『ナポレオン』『女信長』『新徴組』『日蓮』『最終飛行』ほか。
<ノンフィクション>
『英仏百年戦争』『カペー朝』『テンプル騎士団』『ドゥ・ゴール』『ブルボン朝』ほか。
<漫画原作>
『傭兵ピエール』『かの名はポンパドール』

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