2024/2/26

こどもを野に放て！　AI時代に活きる知性の育て方

養老孟司　中村桂子　池澤夏樹　春山慶彦・編著

判型

四六判ソフトカバー

頁数

208ページ

ISBN

978-4-08-788100-4

価格

1,760 円(10％税込)

発売日

2024年2月26日

感覚や感性が十分に養われていれば、知識はあとからでもキャッチアップできる！

子どものリアルな自然経験の少なさによる弊害が指摘されている。人は自然との触れ合いの中で知覚を磨き、ゆっくりと知性を育むにもかかわらず、それがないがしろにされている現状がある。

本書は、現在急成長中のベンチャー企業・YAMAPの創業者で読書家としても知られる春山慶彦が、養老孟司、中村桂子、池澤夏樹の各氏と、自然の中で身体性を高めることで、AI時代に求められる知性の育み方を語り合う。

＜目次＞
１．養老孟司との対話　自然の中で身体を動かすだけで無意識に学んでいる
２．中村桂子との対話「へんてこ」「無駄」「弱さ」があるから生きていける
３．池澤夏樹との対話　自然に学ぶ「インチキせずに生きる力」

中村桂子

なかむらけいこ
1936年東京都生まれ。生命誌研究者。JT生命誌研究館名誉館長。東京大学理学部卒業。早稲田大学人間科学部教授などを歴任。著書に、『自己創出する生命　普遍と個の物語』『生命誌とは何か』『科学者が人間であること』などがある。

春山慶彦

はるやまよしひこ
1980年福岡県生まれ。電波の届かない山の中でもスマートフォンで位置情報がわかる登山者用地図アプリを提供する「YAMAP」を創業。2018年内閣府が主宰する「宇宙開発利用大賞」において「内閣府特命担当大臣（宇宙政策）賞」を受賞。本書が初の著書となる。

池澤夏樹

いけざわなつき
1945年北海道生まれ。小説家・詩人。埼玉大学理工学部物理学科中退。「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。著書に、『旅をした人　星野道夫の生と死』『されく魂　わが石牟礼道子抄』『また会う日まで』など多数。他に『池澤夏樹＝個人編集　世界文学全集』『池澤夏樹＝個人編集　日本文学全集』などを手掛ける。