よみタイ

2023/5/26

私たちは癒されたい「女風」に通う女たち

菅野久美子

判型
電子オリジナル
頁数
ISBN
価格
1,100円(10%税込)
発売日
2023年5月26日

女性たちは何を求めて女風を利用し、そこから何を得たのか――

【本作は電子書籍のみでお読みいただける電子オリジナル作品です】

女性用風俗、略して「女風」。かつては「男娼」と呼ばれ、ひっそりと存在してきたサービスだが、近年は「レズ風俗」の進出など業態が多様化し、注目を集めている。
『ルポ 女性用風俗』の著書もあるノンフィクション作家の菅野久美子さんが、現代社会をサバイブする10人の女性ユーザーの心と体の本音に迫ったルポルタージュ。
巻末に、女性用風俗店「greed」代表・槙島蒼司氏との対談を収録。


【目次】
はじめに

Chapter1 48歳・里美さん
死にたい気持ちを思いとどまらせた「セラピストとの約束」

Chapter2 35歳・梨花さん
勉強だけしかできない……劣等感を抱えた女性が開いた「快楽への扉」

Chapter3 25歳・由奈さん
「彼氏アリ」の私が女風に求めるたった一つのこと

Chapter4 30歳・結衣さん
新婚1ヶ月の人妻を女風デビューにかりたてた「呪い」

Chapter5 48歳・明美さん
セックスレス20年超の人妻が出会った「プロのサディスト」

Chapter6 51歳・恵美子さん
抵抗感を乗り越えた先で見つけた「女風の楽しみ方」

Chapter7 28歳・朝香さん
女風を利用して気づいた、「セックス」と「恋愛」の結びつき

Chapter8 39歳・美月さん
レズ風俗で「推し」に出会った私に起こったこと

Chapter9 39歳・愛菜さん
地方在住人妻を女風に駆け込ませた「3世代同居」という牢獄

Chapter10 40歳・私
「少女」でなくなり「女」でもなくなった私に、癒しをくれた女風の時間

【巻末対談】女性の言葉に耳を澄ませて   
菅野久美子×槙島蒼司(女性用風俗店「greed」代表)

菅野久美子

かんの・くみこ
ノンフィクション作家。1982年生まれ。
著書に『家族遺棄社会 孤立、無縁、放置の果てに。』(角川新書)、『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』(毎日新聞出版)、『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』(双葉社)、『ルポ 女性用風俗』(ちくま新書)などがある。また社会問題や女性の性、生きづらさに関する記事を各種web媒体で多数執筆している。

Twitter @ujimushipro

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