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[編集部ブログ]ひとみしり編集者のEMANON DAYS

直毛かくせ毛か~薄毛をも凌駕する女子の頭髪問題

うねり、ということで言うと、自分は子供の時からスーパーウルトラ直毛でした。

頭皮の毛穴がゆがんでだんだん髪がうねってくるというのを心待ちにしているんですけれども、50を過ぎた今でもウルトラスーパー直毛のままです。

そう話すと、ほぼ100パーセント「いいじゃない直毛、手入れもラクで髪もきれいで」と言われますが、これはこれで大変悩みの種です。

ブローなしでこの直毛状態。寝ぐせもつきません。このあと時間をおうごとにひたすらペッタリーナへの道
ブローなしでこの直毛状態。寝ぐせもつきません。このあと時間をおうごとにひたすらペッタリーナへの道

そもそも自分は、頭髪というものがなかなか立派に生えてこず、2歳ころの写真を見ると女の子だというのに、まさに坊主に毛の生えたような髪型をしている。

親に、ただでさえ典型的昭和日本女児顔(つまりイケてない)なのに髪型までこんなどうでもいい坊主みたいにして面倒くさかったからだろ、と文句を言うと、何を言う、お前は3歳くらいまでろくに髪の毛が生えてこず、これは生まれてから一度もハサミを入れていない状態だ、と返され、ぐうの音も出ませんでした。シュン。

そんな私が小学生の時に髪の毛がらみでつけられたあだ名が「下敷き」。
それは髪が常に下敷きのようにツルツル平面ペッタリーナ状態だったから。

男子に「や~い、下敷きアタマ~~」と揶揄されながら下敷きを頭にこすられ静電気をおこされたり、チクショウ、ヤマダ、今頃てめえハゲてんじゃねえのか、覚えてろよ。

ピンでとめてもとめても、ゴムでしばってもしばっても常に髪の毛がパラパラと落ちてくる。それが真の直毛。
子供のころの自分の写真を見ると、髪を結んでいようがピンで止めていようが常に後れ毛がバラバラとこぼれ落ちていてる。
まるでおしんのようである。あんなに可愛くはない。

直毛とクセ毛の大変自慢はエンドレス

…こんな話をクセ毛で悩む人と話し始めると一晩でも出来るような気がする。

クセ毛の悩みというのもそれはそれで大変らしい。

「とにかく髪の毛を洗ってすぐに乾かさないとどんどんふくらんで手に負えなくなる」
「起きたら頭(髪)が爆発してるのが普通だから、朝起きて最初にすることは電子レンジでチンしたタオルを頭にかぶせて寝グセと爆発をとること」
「ニット帽をかぶって寝るとクセがおさえられていい感じなんだけど、夏は暑くてつらい」

私から見ると、こうした発言をする人たち全員、その髪の毛のうねうねがニュアンスってもんじゃないか、ふんわりボリュームがあって可愛いじゃないか、ヘアアレンジだって簡単じゃないか、と思ってしまうものだが、それはそれで大変なようです。

ザッツないものねだり。

そういえば、今もご活躍の大御所歌手、森昌子さんはかつてクセ毛剛毛に悩み、デビューからしばらくはベリーショートだったのが、ある時ふと気付いたらしなやかなロングヘアに。そんでもってそれはパミロールというシャンプーを使ったおかげだという噂が広まり、結構な値段のそのシャンプーがバカ売れしたもの。

そのくらい髪は大事よ、女の命。

ギョーカイでよく言われてるこんなフレーズがあります。

1髪 2服 3メイク。

ここがキマらないと超ブルー、ここがイケてないと女っぷりもあがらないのは、髪、ファッション、メイクの順番だということです。

2と3は入れ替わることもあり得ますが、こと1に関しては正鵠を得ているといえるでしょう。

パーマや縮毛矯正だけじゃ解決できないことがある

今となってはさらにシャンプーなどのヘアケアは大進化を遂げましたし、ワックスやオイルみたいなスタイリング剤も豊富になったし、パーマや縮毛矯正の技術の発達普及もあるし、直毛もくせ毛もだいぶ楽になってはいる模様。
髪を束ねてもワックスをつけておけばそんなにはパラパラ落ちてこない、そんなにはね。

そんなに四の五の言うなら、ジェルでがっちり固めてひっつめにでもしてればいいじゃん、というご意見もあるかもしれませんが、そんな髪型が似合うのは夏木マリさんとか宮沢りえちゃんとか、もう美女中の美女だけですから!

まだまだ四の五の言うわよ。
だいたい直毛だとパーマをかけてはみても徐々に根元からまっすぐな毛が生えてくるからすぐに根元ペッタリーナに、そうよ、クセ毛さんは縮毛矯正しても根元から即座にうねってくるらしいし、お互いしあわせな時間は1〜2週間だったりするもの。
なかなかコスパは悪いです。

それでもやっぱりゴルフのプレー中に髪がバラバラ落ちてきておしん状態になるのは鬱陶しいし、直毛のままだと結んでも毛先が雀の尻尾のようでかわいくないので、去年の3月には久々にパーマかけてぐりぐりにしてみました。ええ、4時間かかりました。座りっぱなしでぎっくり腰になるかと思ったわ。

4時間かかったパーマ。ロッド巻くのも2人がかり
4時間かかったパーマ。ロッド巻くのも2人がかり
ブラボー! かかったわよ、グリグリに!
ブラボー! かかったわよ、グリグリに!
1週間でだいぶとれてしまう(涙。でもまだうねりは残ってて超ハッピー
1週間でだいぶとれてしまう(涙。でもまだうねりは残ってて超ハッピー

いつも行ってるサロン、ロージの重森さんに「絶対に文句も言わないし後悔もしないからとにかく思いきり強くかけて」と4時間かかったのがこの姿。

サロンを出るときの不安そうなシゲちゃんの
「絶対オイルとかつけて毛先パサパサにならないようにしてよ、オレ、そういうのいっちばんキライなんだから」というセリフを胸に刻み、仕上がったクリクリに本人はいたく満足でしたが、その後ゴルフコンペで久々に会った男性からは

「なんかそういうパーマかけてジャージはいてると田舎のヤンキーみたいだね、どうしちゃったの」

というコメントを頂戴しました。

いいんです、本人は満足なんですから。
チクショウ、てめえ、いつかハゲたら笑ってやるから覚えてろよ。

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志沢直子

しざわ・なおこ●集英社のノンフィクション編集長。東京都出身。新卒で集英社に入社後、メンズノンノ、LEE、MORE、MAQUIAなど女性誌編集とデジタル編集の経験を経て、2018年6月よりノンフィクション書籍・ウェブプロデュースを担当。フェイバリットは、ノンフィクション、ミステリ、マンガ、デジタル、美容、ゴルフ&ラン
Twitter→https://twitter.com/naokoshizawa

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