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[編集部ブログ]ひとみしり編集者のEMANON DAYS

過去の自分をアップデートせよ〜聖子ちゃんカットはもう似合わない

どうでもいいけど、今51歳です。

自分が子供の時は50代なんて半分お婆ちゃんみたいなイメージでしたけれど、芸能人のような美しい人々はもちろんのこと、会社の先輩とかお仕事で知り合う50代60代の人たちなんて、男女問わず本当に若々しくてきれいで、食生活の改善とか意識の高さとかお手入れ用品の進化とかいろんなことがあるのかもしれないけれども、今の50歳、アラフィフ、バリバリ現役感満載です。

カジュアルアイテムをまとうと、西部劇に出てくる気のいいオバちゃん誕生

ただもちろん明らかに20代30代に比べればいろいろなことが劣化老化していることは紛れも無い事実なわけで。
ここ数年で似合わなくなっちゃったなあ、これはもうヤバイなあ、と思って、泣く泣く縁を切ったものがいくつかあるんです。

〈チェックのシャツ〉

チェック…くしくもこの秋冬のトレンド。
特にスカートやパンツでかわいいチェックアイテムがたくさん出ています。こうしたボトムスはまだいい。
これがトップスになると…チェック、なんか似合わない。
かわいいけどチェック、似合わない。
もう、顔まわりにはおいちゃダメ。

以前、MBさんがメンズファッションの話でチェックのネルシャツを着るには要注意、みたいなことを書かれていました。それは、日本人男子の体型や童顔な顔立ちでチェックシャツとチノパンみたいなカジュアルスタイルをおしゃれに見せるのは至難の技、という趣旨でした。

ですよねー。

ブラピだったら、GAPのネルシャツ裾だしにチノでもサマになりますよね。だけど、身長180㎝くらいあって小顔でイケメンでもない限り、100%カジュアルなコーデは日本人には難しい…さすがMBさん。女子でも勉強になりますっ。

そうなんです、それと似たような意味合いで、女子にとってもチェックは40代後半にもなると結構やばくなるんです。

チェックのストールは顔まわりにくるけど、どうなんだろう。死ぬほど好きだけど
チェックのストールは顔まわりにくるけど、どうなんだろう。死ぬほど好きだけど

チェックにもいろいろ。
ブラックウォッチ、タータンチェック、ガンクラブチェックにグレンチェック…どれもかわいい、チェックたち。多かれ少なかれ私ら世代はアイビーやプレッピーの洗礼を受けてますから。チェック嫌いとかいないでしょ。
何より、チェックってかわいい中にきちんと感があって…じゃあなんでそんなに素晴らしいチェックとやらが年とるとやばいのか。

今、自分がチェックのシャツを着ると、おばちゃんのイタイ若作り、もしくはものすごく田舎臭くなる。

これはチェックの持ってる、いい意味でのほっこり感とかもっさり感が前面に押し出されてしまうから。
本来の魅力である清潔感とかキュート感というものがその後ろに封印されてしまうんですね。

ボトムスはまだいい。トップスにシンプルなデザインをもってくればいいから。
でもシャツとかワンピとか…厳しくなってきた。
亀の甲より年の功、こんなところで実力発揮しないでほしい。

もうこれはもういかんともしがたいもので、チェックシャツと同じ箱にダンガリーシャツというのも入ってます。
ダンガリーシャツとかデニムシャツ…いいですよね!

憧れのハリウッドランチマーケットで大枚はたいて買ったスタッズのいっぱい付いているデニムシャツ…ずっととっといて時々引っ張り出しては着てたけど、ある時からそれを着た私は、西部劇に出てくる気のいいおばちゃんになった。

ダンガリーシャツを羽織ってロングスカートをたくしあげながら「おや、久しぶり。コーヒーでも飲んでく?」と厨房から現れてくる、貫禄たっぷりのおばさん、みんなに、マムとか慕われてるあの人のことです。

アデュー、デニムシャツ。

体の背面がもっこりもったりするのは止められない

〈黒のリブタートルネックニット〉

これは厳密には完全に縁切りしてはいません。
選ぶアイテムを考えるようになりました。

だって黒タートル、ものすごく必要なアイテムですよね。
秋冬の心の友ですよね。
黒タートルだけで引き出し1段あるのは私だけじゃないですよね?

これがどうして似合わなくなるのか。
それはどうしたって中年を過ぎると背中に肉がつくから。

痩せてるとか太ってるとか関係なくって、背中の肩甲骨の上あたりがちょっともっこりしてくる。
あらっ、なんかちょっといやらしい表現かしら。でもこれがぴったり。

それから腰の上、お尻のちょっと上のあたりもなんとなくもったりしてくる。
もっこりともったりのダブル攻撃。

となると何が似合わなくなるって、体のラインを拾いまくるリブタートルなんです。

いいですよね、リブタートル…特に黒のリブタートルをフレアスカートやワイドパンツにインしたりとか、ボトムスにボリュームがある時に合わせるにはとてもバランスの取りやすいアイテム。
ところが体の背面に肉がついてくると本当にこれが似合わなくなって、実力以上にぽっちゃりに見えてしまうんですよ。
そんなわけで黒のリブタートルとは、一生相思相愛でいたかったのに、だんだん片思いになってきたので、タンスの奥に封印しつつあります。

お袖コンシャスなMUVEIL WORK(左)とラインがポイントのMM6。ちょいデザインなほうがアラを隠せます
お袖コンシャスなMUVEIL WORK(左)とラインがポイントのMM6。ちょいデザインなほうがアラを隠せます

来年あたり、リブタートルとはさよならかな…。

それでも黒タートルというアイテムは死ぬほど使えるアイテムですから、今後も親しくお付き合いしたいってことで、シンプルなリブではなく、デザインものにシフト。
今年主流の後ろ身頃のほうがちょい長いタイプとか、袖がボリューミーなのとか。
デザインのどこかにポイントがあるとそこに目がいくから、自然と体型カバーになるのでまだまだ仲良くできそうです。

思い切ってやめることがアップデートにもなるお年頃

〈ファンデーション〉

2年位前からファンデーションを塗るのをやめました。
肌に自信があるからとかそういうことではないです、断じて。

かれこれ20年くらい前、メイクアップアーティストの藤原美智子さんが取材中におっしゃった一言。
「ファンデーションはね、塗るとすごくメリットもあるんだけれども、肌を老けて見せるアイテムでもあるのよ」
さすが美智子先生、おっしゃるとおりでしたよ、20年後に身をもって実感いたしました。

いろいろなことが衰えはじめた顔の皮膚に、あまりにも隙なくきれいにファンデーション塗ってしまうと、確かに老けて見える。
隠したいものはいっぱいあります、シミとかクマとかシワとか。それらを全てきれいにカバーしてしまうと、かえって老けて見えるんです。
なぜでしょう?
それはやっぱり不自然だから。人工的だから。

ある程度のトシになったら、お肌にもいろいろあって当たり前。
いかに今のベースメイクが進化して優秀といえども、アラを全部隠すように塗っちゃうとやっぱり塗った感が生まれるわけです。
よって透明感がなくなってくる。ファンデーションで作り込んだ肌でも透明感が失われないのは若さの特権なのよ。

今はベースメイクの下地がものすごく進化していて、それだけでも毛穴なんかはしっかりカバーされちゃう。だから下地をしっかり塗り込んで、フェイスパウダーはたくくらいで充分なんです、私ら世代。
これだとクマもシミもなんとなくまだ見えるけど、そういうものがあって当たり前のトシなんだから、つまりそこには透明感と立体感が残ってる。
不思議と全てを封印してしまったベースメイクよりも肌が若々しく見える。
だまされたと思って、ぜひいちどやってみてください!

BBやCCクリームの機能はバカにできない。この2本マジ優秀。ファンデーションより好き
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そもそも、編集者、というかギョーカイ女子なんて若作りの人間が多いんです。
若作りって言うと、なんかマイナスのイメージがありますけれど、決して悪いことじゃない、気は心。
トレンドだって取り入れるべき。

よろしくないのは20代30代の時に流行っていたもの、似合っていたものにしがみついて、アップデートしないこと。今でも聖子ちゃんカットにしてるとか、前髪のトサカを立ててるとか、フューシャピンクの口紅とか…まんまそうじゃなくても、ほのかにそのテイストが残ったままの人がいる。それじゃ落合陽一さんに叱られちゃうわ。

例えば、スキニーデニムとか、ゴルフ場でのショートパンツとか、膝丈のフレアスカートとか、今も大好きだけれどちょっとずつ体型が変わっていったり顔立ちが変わっていくことで、似合わなくなるもの、これからどんどん出てくる。悲しいけど。
だけどそういったものにしがみつくのがいいのか、潔くお別れしていくのかいいのか、それはその人の体型や顔立ちにもよりますが、その髪型とメイク、昔のゴールドでよく見ましたよね、みたいな、そういうことにならないようにはしたいもの。

そのために親しい友人や彼氏、ダンナさんなんかに常日頃「私のメイクや髪型が止まってたら教えてね」「このカッコ、イテーな、と思ったら注意してよ」と頼んでおこう。

そんでもってそこで正直に注意してくれるのが、本当の友情とか愛情ですから、ひとつよろしく頼んます。

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志沢直子

しざわ・なおこ●集英社のノンフィクション編集長。東京都出身。新卒で集英社に入社後、メンズノンノ、LEE、MORE、MAQUIAなど女性誌編集とデジタル編集の経験を経て、2018年6月よりノンフィクション書籍・ウェブプロデュースを担当。フェイバリットは、ノンフィクション、ミステリ、マンガ、デジタル、美容、ゴルフ&ラン
Twitter→https://twitter.com/naokoshizawa

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