2019.8.18
熱中症は本当に怖い、と心身で感じた魔の3日間
暑いですね。
もはや、こんにちはの代わりに「暑いねー!」「あちー!」と交わされるほどの日々。
「ここまでじゃなかったよね、昔の日本の夏」
「子どもの頃なんて、30度超えたら、おおー!って感じだったもんね」
……2019年8月現在、日本の35度超えはもはやよくあること。
涼しいイメージの北海道も新潟も記録的な高温となり、こうした現象に伴い、みるみる増えたものがある。
熱中症だ。
これだけ騒がれている熱中症、知識も備えも万全だと思っていたけれど
暑さの中で起きる、頭痛、めまい、吐き気、ふらつき、動悸…これまでは日射病とか熱射病とかいわれてきたこうした症状だけど、猛暑が続く昨今では、倒れたり、寝込んだり、果ては死に至ることも…それこそが恐ろしい熱中症だ。
仕事柄、こうした情報はよく入ってくるし、十分気を付けていたつもりだったけれど、つい先日、自分自身が、おそらく熱中症でダウンしてしまった。
おそらく……とあえて記すのは、その経緯と経過をちょっと読んでいただきたいから。
その日は休日で、私は千葉県のゴルフ場でプレーをしていた。
この日の最高気温は32度。終日ピーカンというわけではなく、ラウンド中の半分は曇っていて、途中スコールが降ったほど。
私のゴルフ歴は15年以上で、基本、真夏も真冬もラウンドする。
けれどここ数年の真夏の暑さは尋常ではないので、その準備には万全を期していたつもりだった。

つばのある帽子をかぶり、気化熱を利用する涼感アンダーウェアを着用し、なるべく日傘をさす。
水筒にはスポーツドリンクを氷とともに入れ、ハーフラウンドで500mlは必ず飲むように。
それ以外にも休憩所では必ず水を飲み、プレーの合間合間には氷嚢で首元や脇を冷やし、塩飴、塩タブレットも口にする……こうしたことを欠かしてなかった。
もちろんラウンド前日は早く寝ることを心掛けるし、深酒もしない。
そもそも飲み会やハードな残業のありそうな翌日にラウンド予定はいれないようにしている。

その日もこうしたコンディションでプレーを終え、千葉から車で帰宅。車中では友人と楽しく会話し、自宅についてもピンピンしていた。
渋滞回避のために、ゴルフ場では体を拭いただけで帰って来たので、すぐにお風呂を溜めて入浴。のんびり浸かって、さ〜お風呂上がりのビールが楽しみだな〜なんて呑気に思ってた
が……まさにそのお風呂上りに突然体調がおかしくなった。
ぐるぐるとめまいがして、足がフラフラする。
「のぼせたかな? そんなに長湯はしてないんだけどな」とスポーツドリンクをぐびぐび飲んで、ソファに横になってみる。
そして、そのまままったく起き上がれなくなってしまったのだ。