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[編集部ブログ]ひとみしり編集者のEMANON DAYS

1年に4回ぎっくり腰になっていた私が腰痛と縁が切れた理由

ぎっくり腰になったこと、ありますか?
経験のある方に多くの説明は要らないでしょう。本当につらいものですよね。
編集者にも大変多い症例でございます。

腰の中で何かがきゅーっと縮まって痛みに変わるなんて

私が初めてぎっくり腰になったのは、かれこれ10年前。その日の朝、出社前に気持ちよく外を走り、シャワーを浴び終えたあとに、その運命の瞬間は訪れました。
脱衣所で体を拭いていた時に、左腰の脇に何とも言えないピリピリと電気の流れのようなものが走ったかと思うと腰の内側で何かがきゅーっと縮まって、とたんに激痛に変化、にっちもさっちも動けなくなってしまったのです…ええ、もちろん全裸です。
そのまま洗面台のふちに両手をついた前かがみの状態で、ちょっとでも動こうとすると腰がビキーーーン。まったく動けない。
なぜ? 何が起きたの? 
そして当然そこに現れる同居人、夫。

まあ、長年連れ添っておりますので、ワタクシのその有様にあまり動じられることもなく(ホントはこういう時はリアクションしてほしいんだけど)、状況説明をするとすぐに冷静に「それはぎっくり腰だな」(←経験者)。
ひとまずその状態でなんとかTシャツなど着せてもらい、リビングのカーペットの上で胎児のように丸くなる。その姿勢がいちばんラクだからというアドバイスのもと。

※画像はイメージです(笑)
※画像はイメージです(笑)

「とりあえず病気とかそういうものではないから、痛みがおさまるまで時間が解決するのを待つしかないんだよ、ぎっくり腰は。じゃぁオレは会社行くから、がんばれよ」と出かけていく夫。パンイチで横になる私にタオルをさりげなくかけていってくれたのは、武士の情けでありましょう。

ぎっくり腰と親密すぎた日々

そのまま床に寝そべったままスマホを握り締め、あちこちに連絡して休む算段をつけたならば、後はひたすら検索です。ぎっくり腰、治る、とか、ぎっくり腰、症状、治療とか。

そうこうするうちにだんだん動くコツもつかめてきたので、唸りながらスウェットやらを着込み、結局歩いて5分の整形外科までタクシーでゴー。ほんとに歩けなかった…マンションのロビーまでたどり着くのにもエベレスト登頂(登ったことないけど)なみのキツさで…つかまえたタクシーに這うように乗り込んで「運転手さん、ごめんなさい、本当に近くなんですけれども、ぎっくり腰になってしまって全然歩けないんです」「いや〜わかりますよ! 私もやったことありますからね〜」。
おお、ここにも我が同志。運転手さんも座り仕事ですものねえ。

で、これも経験者の方はおわかりだと思いますけれども、ぎっくり腰で整形外科を受診しても、せいぜいが痛み止めの処方とコルセットをくれるくらいのもの。本当に痛みを消したいならば神経ブロック注射という手法もあるのですけれども、結局はそれもまた対症療法でしかないとのことで、受けませんでした。

そして、それをきっかけに何度もぎっくり腰を繰り返すようになってしまったのです…ちょうど仕事がすごく忙しかった時期だったというのもあり、毎日遅くまでデスクで悪い姿勢で原稿を読んでいたり、イベントでは高いヒール靴を履いて立ちっぱなしだったり、今思うと腰にいいことは何もなかった……。

だいたい私の場合は、いちどギックリ腰になると、前かがみの姿勢から立ち上がれるようになるまでに1週間、その後1週間ぐらいは何となく体が動きにくい感じを引きずってしまいます。つまりほぼ約2週間アクティブに動けなくなる…大好きなゴルフもランニングもおあずけになってしまうわけです。

運命の出会い、スクワットさま!

ところでこうした腰痛やぎっくり腰の話になると大変盛り上がるんですね。あるある、私も!とか、あれはほんとにきついよね~、で、どこの鍼、いってる?とか。症状自慢のあとは、その対策について、あそこの整体がいいとかカイロプラクティックがいいとか鍼灸がいいとか、ええ、もちろん、当時の私もおよそいいと言われるところにはほとんど行ってみました。
溺れるものは藁をもすがる、ぎっくり女は…西に鍼の名医なるものあれば、行ってその鍼打てといい、東にカリスマ整体あれば、行ってバキバキしてくれといい……でも、あれこれやるも結局は根本的な解決にはつながらず、周囲の人間からは“ガラスの腰”と命名されるほどになっていました。

もちろんセルフケアとして、腰痛対策の王道である、腹筋と背筋を鍛えてバランスの良い体幹を作ることにもトライしてました。そして満を持して始めた腹筋の翌日に見事ぎっくりです。今思えば私のやり方もまずかったわけなんですけども、そもそも腹筋や背筋が弱いからぎっくり腰になるわけで、いきなり筋トレなんかこなせるわけがないんです。てなわけで挫折。

そのときふと読んでいた雑誌ターザンに「スクワットこそ万能の筋トレ」という記事があり、あ〜スクワットね、あの森光子さんも毎日何百回もやっていたというスクワットね、ま〜ちょっとやってみっかな〜、とほんとにほんとに気軽な気持ちでやってみたのです。
2014年の秋でした。

結論から言いますと、私はこれでぎっくり腰と縁切りできました。

そもそも筋トレというものが大嫌い。走ったり踊ったりすることはいくらでも苦にならないし、今でも週2回のランニングを習慣にしたいと思って楽しんで走っています。でも筋トレは大嫌い。それが、なんででしょう…その時は第六感が働いたとしか思えない。

最初にスクワットをやってみたときにこれは効くような気がする! と感じたのです。ちなみにスクワット正しくやらねば意味がありません。当時読んだターザンに乗っていた王道スクワットのコツはこちら。

これをできるだけゆっくり繰り返す。息は止めちゃダメ
これをできるだけゆっくり繰り返す。息は止めちゃダメ

決してラクではないです。最初は10回ぐらいしか出来ませんでした。今でもせいぜい30回しかできません。ですがこのスクワットを習慣にするようにしてから、1度もぎっくり腰になってないんです。かれこれ4年、ぎっくり腰とは縁がありません。

ブラボー、スクワット。

最近では小林弘幸先生のスクワットの本もベストセラーになっていますが、本当にシンプルで効果抜群の筋トレだと、及ばずながら私も太鼓判を押させていただきます、ドン!

腰がもやっとしたら、骨盤ベルトつけたり、カイロや温熱シートであっため。ピップエレキバンも地味に効く
腰がもやっとしたら、骨盤ベルトつけたり、カイロや温熱シートであっため。ピップエレキバンも地味に効く

腰は“体(月)の要”と書くだけあって、ここがダメになると何もできなくなる。本当にひどかった時期は、ヒール靴は封印、ちょっとでも腰に変な負担がかかると、すわ、ぎっくり!? とビクビクしていたものです。もちろん今でも疲れた時や運動の後、残業が続いたときに腰が重くなったりだるくなったりする(もやっとすると表現してます)ことはあるんですけれども、以前の一触即発みたいなものとは全然違う。骨盤ベルトやカイロであっためれば即、復活。

そんなわけでスクワット、簡単にできるし、ヒップアップ効果もありますよ。腰痛に悩む方、だまされたと思って、いちどやってみてください。少しずつ、無理のないペースでね!

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志沢直子

しざわ・なおこ●集英社のノンフィクション編集長。東京都出身。新卒で集英社に入社後、メンズノンノ、LEE、MORE、MAQUIAなど女性誌編集とデジタル編集の経験を経て、2018年6月よりノンフィクション書籍・ウェブプロデュースを担当。フェイバリットは、ノンフィクション、ミステリ、マンガ、デジタル、美容、ゴルフ&ラン
Twitter→https://twitter.com/naokoshizawa

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